定着・育成

建設業の若手はなぜ辞める?「採用段階」でできる定着設計4つ

公開:2026.06.16 更新:2026.06.16 監修:株式会社サンカク(ゴリラ採用)
建設業で採っても、すぐ辞めてしまう
この記事でわかること
結論|先に要点
  1. 建設業の新規高卒は、3年以内に約4割が離職とくに1年目が多い(厚生労働省)。
  2. 辞める最大の原因は「聞いていた話」と「現実」のギャップだから定着は、入社後より“採用の時点”で決まる。
  3. 効くのは採用段階の設計4つ現実を正直に見せ、話を一致させ、受け入れを先に決め、将来を示す。

1. 建設業の若手離職のリアル

「せっかく採ったのに、すぐ辞めてしまう」——建設業でよく聞く悩みだ。これは感覚の問題ではなく、データにも表れている。

新規高卒の42.4%が、3年以内に離職
新規大卒でも30.1%。製造業の大卒(19.0%)と比べても、建設業の離職の高さがわかる。
出典:厚生労働省「新規学卒者の離職状況」(令和2年3月卒の3年以内離職率)

およそ4割が3年以内に辞めている計算になる。しかも、辞めるタイミングは「1年目」が最も多い。採用にかけた費用と手間が、入社1年で水の泡になりやすいということだ。人手不足で採用単価が上がっているいま、「採って終わり」では、穴の空いたバケツに水を注ぎ続けることになる。

2. 高卒・未経験は、なぜ辞めるのか

若手が辞める理由は、給料の多寡だけではない。現場でよく起きているのは次のようなことだ。

共通しているのは、どれも「入社前・採用の時点」で手を打てる問題だということだ。

3. 定着は「採用段階」で決まる——辞めさせない設計4つ

設計1:現実を“正直に”見せる(きつさも伝える)

良いところだけを並べた求人は、短期的には応募が増えても、入社後のギャップで辞められやすい。仕事のきつい面・大変な面も正直に伝えたうえで「それでも来たい」と思った人を採るほうが、結果的に定着する。採用学では、良い面も悪い面も事前に伝える考え方(RJP)が早期離職を下げるとされる。

設計2:求人と現場の話を一致させる(盛らない)

求人原稿、面接で社長が話すこと、実際に配属される現場——この3つの話がズレていると、入社後に「聞いていた話と違う」が生まれる。採用に関わる全員が、同じ事実を同じトーンで伝えられる状態にしておく。

設計3:入社後3か月の受け入れを“先に”決めておく

誰が教育担当か、最初の1か月で何を覚えてもらうか、いつ面談するか。これを採用が決まる前に決めておく。「現場が忙しくて放置」を防ぐだけで、1年目の離職は大きく減らせる。

設計4:将来の見通しを最初に示す

「3年でこの資格、5年でこの役割、給料はこう上がる」というキャリアの道筋を、入社前に見せる。先が見えると、目の前のきつさを乗り越える理由になる。

4. ゴリラ採用の考え方——採用と定着を切り離さない

ゴリラ採用は、建設業に完全特化した採用代行(RPO)だ。「採って終わり」にせず、求人原稿の段階から“辞めない設計”を組み込む。

現場のきつさも含めて正直に伝える求人をつくり、求人と現場の話がズレないように整える。建設の職種・資格・キャリアを理解した担当者が関わるため、「採れたけど続かない」を、採用の入り口から減らしていける。採用単価が上がる時代に、いちばん効くコスト対策は「辞めさせないこと」だと考えている。

よくある質問

Q.定着のために、まず何から手をつけるべきですか?
採用段階の見直しからがおすすめです。とくに「求人で現実を正直に見せているか」「入社後の受け入れを先に決めているか」の2つは、費用をかけずに今日から着手できます。
Q.給料を上げないと、若手の離職は止まりませんか?
給与は重要な要素ですが、それだけではありません。実際には「聞いていた話と違う」「放置された」「将来が見えない」といった、お金以外の理由で辞めるケースが多くあります。採用段階の設計で防げる離職は少なくありません。
Q.採用代行に頼むと、定着まで見てもらえるのですか?
ゴリラ採用では、求人原稿の段階から“辞めない設計”を意識して作成します。採用と定着は切り離せないものとして、入り口から関わります。具体的な進め方は無料相談でお伝えしています。
この記事のまとめ
  1. 建設業の新規高卒は3年以内に約4割が離職(厚労省)。1年目が最も多い。
  2. 辞める最大の原因は「入社前の話」と「現実」のギャップ。
  3. だから定着は、入社後より“採用段階”で大きく決まる。
  4. 効くのは、現実を正直に見せる・話を一致させる・受け入れを先に決める・将来を示す、の4つ。
  5. 採用と定着は切り離さない。辞めさせないことが、いちばん効く採用コスト対策。

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監修:株式会社サンカク(ゴリラ採用)
建設業に完全特化した採用代行。現場の採用を当事者として動かしてきた知見をもとに編集しています。